TFSS

TFSS

TFSS（TerraMasterファイルシステムスナップショット）は、BTRFSファイルシステムに従って開発されたディザスタリカバリツールです。ファイルシステムの特性を利用してTNASデバイスのファイルシステム全体のスナップショットを保存することにより、運用ミスやランサムウェアの攻撃によるデータ損失を防ぎます。

ファイルシステムレベルのスナップショット

TFSSはBTRFSファイルシステムに基づくスナップショットツールです。高度なストレージ技術とスナップショット技術を使用し、柔軟で効率的な保護/リカバリツールとして機能するとともに、データの完全性を高めます。

ファイルシステム全体の保護

TFSSを有効化すると、BTRFSファイルシステムを使用し、TNASデバイス内のすべてのボリュームのスナップショットを自動的に作成します。スナップショットの作成先や保存場所を手動で設定する必要はありません。ファイルシステムの下のデータはすべて完全に保護されます。各ファイルシステムは最大1024のスナップショットを保持できるため、ストレージ容量の節約やスナップショットの性能要件を満たすなど、データの保護機能を調節可能です。

必要なストレージスペースが非常に少ない

TFSSスナップショット機能はBTRFS COW（copy-on-write）機能を使用します。したがってほぼ瞬時にスナップショットが作成されます。各スナップショットは数十KBのストレージスペースしか必要とせず、多くのディスクスペースを占有することなくデータを保護します。

効率的なデータ復元

スナップショットファイルは、非表示のシステムディレクトリに読み出し専用のファイルとして保存され、いったん作成されると内容の変更はできません。災害またはランサムウェアによる攻撃が発生した場合は、TFSSの直感的なグラフィカルインタフェースでファイルシステムスナップショットの過去のバージョンを確認し、数クリックで災害の前の状態にデータを復元できます。

カスタムスナップショットのスケジュール

TFSSにはカスタマイズ可能なスナップショットタスクスケジュール機能があります。ここではスナップショットの時刻、期間、頻度をカスタマイズできます。包括的なスナップショットスケジュールがあれば、ランサムウェア攻撃を恐れる必要はなく、常に安心です。