SMB-MULTICHANNEL

SMBマルチチャネルとは

SMBマルチチャネルは、SMB3プロトコルで導入された、マルチチャネルのコンセプトを活用する機能です。複数のネットワークポートを集約して利用可能な帯域幅と総合的な転送パフォーマンスを向上させる機能であり、特に大規模なファイル転送やマルチメディアストリーミングアプリケーションに適しています。この機能を使用すると、ファイル転送に複数のネットワークチャネルを同時に利用できるため、転送速度を向上させ、耐障害性を強化することができます。この機能はTerraMaster NASシステムに実装されており、NAS側で簡単な設定を行うだけでネットワークアクセス速度の大幅な向上を実現できます。

SMBマルチチャネルの主な機能と特徴:

1. 転送速度の向上:ファイル転送に複数のネットワークチャネルを同時に利用することで、転送速度の大幅な向上を実現できます。これは特に大規模なファイル転送やマルチメディアストリーミングアプリケーションに有効です。
2. 耐障害性の強化:ネットワークチャネルに障害が発生した場合、データを自動的に検出し、稼働しているチャネルへ移行することにより、データの完全性とシステムの可用性を確保できます。
3. 高負荷のワークロードに対応:複数のネットワーク接続を同時に作成できるため、クライアント/サーバーモードにおいて高負荷のワークロードの実行にも対応できます。
4. ネットワーク管理の簡素化:マネージドスイッチを使用する必要がないため、セットアップが簡素化されます。さらに、NAS側でのシンプルな構成により、ネットワークアクセス速度を飛躍的に向上させることができます。

SMBマルチチャネルとリンクアグリゲーションの違い

SMBマルチチャネルとリンクアグリゲーションはどちらもネットワーキング技術ですが、異なる原理で動作し、異なる目的に役立ちます。
SMB3マルチチャネルは、複数のネットワークインターフェースを同時に使用することで、伝送速度と耐障害性を向上させるテクノロジーです。
この技術では、データ伝送のタスクを複数のネットワークインターフェース間で分散できます。1つのインターフェースに障害が発生しても、自動的に他のインターフェースに切り替えてデータ伝送を維持できるため、伝送の信頼性と速度が向上します。 リンクアグリゲーションは、複数のネットワークインターフェースを集約することでネットワーク帯域幅を拡大するテクノロジーです。この技術では、複数のネットワークインターフェースを束ねて論理的に大容量のネットワークインターフェースを形成することにより、ネットワークの転送速度を向上させます。

SMBマルチチャネルに適したユーザー

SMBマルチチャネルは、ストレージのパフォーマンスと帯域幅を向上させ、耐障害性を強化し、高負荷のワークロードに対応し、ネットワーク管理を簡素化する必要があるユーザーに適しています。この技術は大規模なファイル転送やマルチメディアのオーディオ/ビデオ伝送アプリケーションに特に適しており、伝送速度を大幅に向上させることができます。 

SMBマルチチャネルを有効にする方法  

SMBマルチチャネルを有効にする手順:
1. NASアカウントにログインし、コントロールパネルにアクセスします。
2. File Service」(ファイルサービス)をクリックし、「SMB」を選択します。
 3. SMBページで、「Advanced」(詳細)オプションをクリックします。
4. SMBマルチチャネルを有効にするには、「Enable Multichannel」(マルチチャネルを有効にする)オプションをオンにします。
5.「Apply」(適用)ボタンをクリックして設定を保存し、編集用インターフェースを終了します。

プラグ&プレイ

SMBマルチチャネルを有効にすると、NAS上のすべてのネットワークポートが自動的に検出され、自動的に集約されます。手間のかかる追加的な設定は不要であり、極めて簡単に使用できます。